バイク/ユーザ車検2009
今回の継続検査(車検)もユーザ車検で行うことにした。前回の経験からして、実施内容があまりにも簡単であり、なんといってもコストを低くおさえられる点が非常に魅力的だ。他にも新しい車検証を受け取った瞬間の達成感と満足感はなんとも言えず、この心地よさを味わえる点も実は大きい。
今回の車検の課題
- 車検が8月切れてるので、陸運局まで自走するための仮ナンバーが必要
- 整備してないので、検査不合格のリスクがあり、いきおいが必要
- 消耗部品のタイヤ、ブレーキパッドあたりが微妙、度胸が必要。
継続検査日
さて、バイクに全く触れないまま当日を向かえてしまった。それは、2年前の車検からの走行距離が900kmしかなく、部品の消耗もなかろうという期待からだ。とはいえ、当日の朝を迎えると多少のあせりがあり、早朝からバイクの様子をみることから一日が始まった。
07:00 整備
朝できる整備といえば、、、清掃。検査官への印象は大事。水で濡らしたタオルと、乾燥したタオルをもってバイクを、タイヤホイールまで磨きあげる。
そして整備の初歩、チェーンへのグリスアップ。
以上で整備完了。ちゃっちゃと定期点検記録簿をほぼ「点検」で書き上げる。
08:30 仮ナンバー
仮ナンバーは市役所でもらえる。予約時間の8:45-10:14と、陸運局までの所要時間45分を考慮すると、市役所の受付開始時間には仮ナンバー手続きを始めておきたい。
で、朝一番で受付に行ってみた。
おれ:おはよーございます、仮ナンバー欲しいんですけど。 受付:はい、では、車検証と自賠責を見せて。 おれ:どうぞ、でも自賠責の期限切れてますよ、車検切れだし。 受付:仮ナンバーだから、車検証切れは当然だけど、自賠責はいるよ。 おれ:がーーーん
自賠責は陸運局で加入するつもりだったから、切れたまま。仕方なく自賠責を取扱い店舗を求めて近所を彷徨い歩くことになった。
- 最寄りのGS1 → 取り扱ってるけど、今社員いないからすぐは無理。
- 最寄りのカーディーラー → 開店前、人いない。
- 最寄りのバイク屋1 → 定休日
- 仮ナンバーなしで陸運局へGoの誘惑 → 犯罪(無保険運行)ゆえ踏み止まる
- 最寄りのバイク屋2 → 開店前、人いない。
- 最寄りのGS2 → 車検はやってるけど、自賠責は知らない。。。おいおい、お前もバイトか。
- 最寄りのコンビニ → 250cc以下ならやってるよ。。。だめじゃん。
彷徨ったあげくに、再度最寄りのカーディーラーの近くを通ると人が居る!!
- ディーラーで自賠責に加入完了(所要時間 9:15〜9:30)
- 市役所で仮ナンバー取得(所用時間 9:35〜9:50)
自賠責保険: 13,740円 仮ナンバー代: 750円
ここでやっとバイクが走行可能になったが、予約時間には絶対に間に合わない。しかし、今回のテーマである、「いきおい」で陸運局へ行ってみることにした。現地まできた人に対して無下に断って、出直して来いとか言わないでしょう。
10:30 検査受付
前回で学んだ通り、建物に銘打たれたアルファベット順に手続きを進める。まずは「A」の建物の6番窓口で書類の購入を行い、3番窓口で重量税と検査代の印紙を購入。
印紙を購入する時に聞かれた「予約してますか?」
「Yes、いえーす、予約してるよ。(遅刻してるけどね)」
書類代 25円 検査代印紙 1,700円 重量税印紙 5,000円
いろいろ購入し終わったところで、遅刻を暴露。「いーよ、いーよ、Bの建物の受付で遅刻したことを伝えといてね」と軽い対応だった。まぁやっぱりそんなもんかって感じ。
さて、次に「B」の建物で書類の記入と受付を行う。
ファイリングされた書き方見本を見ながら3枚の書類を作成。検査申請書の一部のみ鉛筆書きで、あとは全てボールペンで記述。下記書類を揃えて、7番窓口でユーザ車検の受付を行う。「遅刻してるけどいいですか?」「いいよ、いいよ」。楽勝。
- [検査申請書]
- [自動車検査票]
- [重量税納付書]
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証
- 納税証明書
- 定期点検記録簿
11:00 検査コース
バイク用のコースに並ぶと先客がいた、レッ○○ロンの従業員っぽい。ラッキー、見本にさせてもらおう。待つこと10分、係員さんが近づいてきて、やっと自分の番が来た。
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ブレーキテスト
- ローラーが設置された床に前輪を乗っけて、前ブレーキのテスト開始。ローラとともに前輪が回りはじめ、前方の掲示板のランプ点灯が「はなす」→「ブレーキ」と変化する。この瞬間に右手で思いっきりブレーキを握る。掲示板の結果表示の「○」が点灯し、試験パス。次にバイクを前に進めて、後輪を乗っける。同じように掲示板のランプに合わせて右足で後ろブレーキを踏みつける。これでブレーキ試験は全て合格。
- 光軸テスト
- 指示に従ってバイクを前に進めると、係員さんが光軸テスターを横から出してきた。ライトをハイビームにしてテスターに光をあて、係員さんがテスターの調整ツマミを回すのを見ながら待っていると、テスターを片付け始めた。調整してたのではなく、試験が行われていたらしく、光軸に問題はなかったようで試験合格。
- ランプ類テスト
- バイクの前に立った係員さんの指示に従って、左右ウィンカー、ハイビーム、ホーンの操作を行う。問題ないことが確認されると係員さんがバイクの後ろにまわって、今度は後ろのランプ類の試験が行われる。左右ウィンカー、前ブレーキ、後ブレーキを順に操作してランプを点灯していく。これも問題なく試験パス。
- 係員さん目視点検
- ここで受付で記入した自動車検査票を渡し、係員さんはそれを見ながら、バイクに刻印されている車台番号とエンジン形式を確認した上で、検査票にハンコを押してくれた。途中でメジャーを出してハンドル幅を計測された。横幅を越える違法ハンドルに見えたのかな。。。もちろんノーマルハンドルなので、何も言われなかった。
- 総合判定
- コースの出口にある総合判定室へ自動車検査票を提出。最終確認を行ってもらい車検合格のハンコをもらう。この瞬間が最高に気持ちいい。これで2年間はバイクを乗り回せる。
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update at 2018/03/02 22:04:51